2004年10月28日

E.E.E.005

 ようやく書き上げ。体調悪くて全然書けないので小出しにしてごまかし。
 原稿用紙2枚。

− ─ ── ────────── ── ─ −

 まず最初に目に入るのは、広い広い橋架だ。
 メガフロートと海岸を接続するメインストリート。幅五十メートル近いその橋は、既に多くの生徒が学園へ向かっていて、慌ただしい喧騒に包まれていた。車道も同様で、盛んにバスや自動車が通り過ぎて行く。流石に市街地ほど混雑しているわけではないものの、一つのメガフロートに行き来する交通量としては破格のものだろう。この風景を見るだけでも、この学園都市がいかに栄えているかが分かる。
 歩道をのんびりと歩きながら、都樹はその全景を視界に収めた。
 都市がそこにある。
 聳え立つビルの群れ。必要以上に高いビルはない。広大な面積を確保できるメガフロートでは、その必要性が無いからだ。しかし、計算され、調和を持った建造物の群れは、規模は小さくとも――そこが一つの都市なのだと納得させられるだけの威容を備えていた。
 学園都市と言う言葉に厳密な定義はない。正確には研究学園都市と呼称するのだろうが――この嶺鳳学園にあるのは教育機関と研究施設、そしてそこで生活する人々のための住居が殆である。後は僅かばかりのレクリエーションセンターがあり、中央区画に飲食店やら本屋やらが申し訳程度に並んでいるだけだ。
 都市と言うには余りにも小さい。しかしそこに人が住み、労働する人間が居る場所を都市と定義するのならば、この場所は確かに一つの街であると言えた。
【関連する記事】
posted by Titel at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | E.E.E. | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/912359

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。